ホーム > 「美と食について1」

連載コラム

第1回「美と食について」

当たり前の事ですが、ヒトは食べて生きています。食べなければ生きてはいけません。
僕はこの当たり前のことを、僕のバイオ研究活動を通じてさらに深く感じるようになりました。
僕のバイオ研究生活は、24歳の時に東京大学応用微生物研究所(現:分子細胞生物学研究所)に国内留学生として企業から派遣されてから今日に至るまで、もう彼此30年を超える期間となっています。
研究の内容は、【食】の素材に含まれている【薬】になる成分を発見することです。
この研究をすればするほど、人が生きていくためには【食】が大切であること、
【薬】も大切だけれど薬の限界もあること・・・がわかってきたのです。



ヒトは生まれてきてからは、誰もが日々老いていきます。
この老いるということを僕はガクン年齢で表現しています。
老いるという現象=ガクンを感じる年齢という意味です。

30歳代では、お肌にガクン、
40歳代では、お腹などの内蔵にガクン、
50歳代では、眼にガクン、
60歳代では、骨にガクン、
70歳代では、脳にガクン、、、

といった具合です。




ただ、これは僕が勝手に決めた年齢ですので全てのヒトに当てはまりません。
世の中を見回してみれば、100歳を優に超えていても全くガクンを感じること無く矍鑠として生きている方はたくさんいらっしゃいます。
その反面、まだ20歳代の若さなのに、ガクンだらけのヒトもたくさんいるのです。
この差はどこから生まれてくるのでしょうか?



ヒトは食べて生きています。
食べることは生きることなのです。

毎日毎日のこの単調な行為、食べること、生きることをどうしているかによって、ガクンを感じるのか感じないのか・・・が決まっていきます。
100歳を超えてもガクンを全く感じないヒト、
20歳代の若さでガクンだらけのヒト・・・
この差が生じるのは、考えて食べて考えて生きているのか、いないのかの差であると考えています。

若山博士のプロフィールを見る 今回から始まるこのコラムの中で、生きる根本である毎日の【食】によって、健康のみならず、美容やアンチエイジングも左右されることを書いていこうと考えています。
健康や美容やアンチエイジングには年齢はありません。
むしろ若ければ若い人ほど、毎日毎日の【食】を考えていただきたいと思います。

皆さんは、毎日の単調な作業である、食べて生きること・・・についてしっかり考えたことはありますか?
しっかり考えて行動することによって、皆さんの健康や美容やアンチエイジングが実現できるのです。


「アンチエイジングのパートナー」を読む 「劣化を遠ざける”●●●”を高める秘訣」を読む
ページのトップへ戻る